『ナイト・マネジャー』の評価は? 見る前に押さえておきたい基本情報やあらすじと感想

海外ドラマ『ナイト・マネジャー』

※基本情報のところはネタバレなしですが、第1話のあらすじ・感想以降にはネタバレが含まれているので注意してください。

リアルなスパイ小説で有名なジョン・ル・カレ。冷戦時代を描いたジョン・ル・カレの小説『ナイト・マネジャー』の舞台を現代に移し、ドラマ化。

『ナイト・マネジャー』のあらすじ

主人公ジョナサン・パインは元イギリス軍兵士で、エジプトの高級ホテルの夜間業務を担当するナイト・マネジャー(夜間支配人)。ホテルの客だったソフィーは武器商人のリチャード・ローパーにより死に追いやられてしまう。

ソフィーを愛していたジョナサン・パインは復讐のためイギリスのスパイになり、リチャード・ローパーの組織に潜入。 悪党の武器商人のリチャード・ローパーを追い詰めていくスパイ・スリラードラマです。

出演者は?

主人公ジョナサン・パインを演じているのは、 映画『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』の邪神ロキ役で有名なトム・ヒドルストン。武器商人のリチャード・ローパーを演じているのは 『Dr. HOUSE』で毒舌な天才医師グレゴリー・ハウスを演じたヒュー・ローリー。

トム・ヒドルストンは役作りのために実際にロンドンのホテルで働いたそう。 『ナイト・マネジャー』で、主人公ジョナサン・パインを演じたトム・ヒドルストンはゴールデングローブ賞の主演男優賞を獲得。ヒュー・ローリーも助演男優賞を受賞しています。

イギリスのロンドンやモロッコ、スペインのマヨルカ島など世界各国で撮影した豪華で美しい情景も見どころの一つ。

ジョン・ル・カレの小説は『裏切りのサーカス』(原作は『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』)『誰よりも狙われた男』『われらが背きし者』 『ナイロビの蜂』など数多く映画化されています。

ジョン・ル・カレはMI5とMI6に在籍し、実際にスパイ活動をしていたことがあるそうで、リアルで重厚なスパイ描写に定評がある作家。 『ナイト・マネジャー』はスパイ映画『裏切りのサーカス』が好きな人におすすめです。

『ナイト・マネジャー』のシーズン2は?

トム・ヒドルストンはこの役で007の次期ジェームズ・ボンド候補に挙がったそう。 『ナイト・マネジャー』はエミー賞とゴールデングローブ賞で合計5つの賞を獲得。 『ナイト・マネジャー』はミニシリーズということで、シーズン1で話は完結する模様。

イギリスのBBCとアメリカのケーブルテレビ局AMCの共同制作の『ナイト・マネジャー』は全8話、1話約45分。 シーズン2の製作も噂されていますが、正式には決定していないようです。

ところで、ナイト・マネジャーではなくナイト・マネジャーというのが、ちょっと気になります…。

『ナイト・マネジャー』の評価

  • IMDbの点数 8.2(52,502人の評価)
  • ロッテン・トマトの評価 91%
    さらに批評家のお墨付きの証である新鮮保証マークつき

かなり高評価で期待できそう。2016年に放送され、エミー賞では監督賞と作曲賞、ゴールデングローブ賞では主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞を受賞しています。

IMDbの点数の目安

海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。

ロッテン・トマトの評価の見方

プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。

さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。

『ナイト・マネジャー』の放送・配信情報

(※本作品の配信情報は2018年4月26日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各配信サービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。)

DVDは英語版しか発売されていないようです。

『ナイト・マネジャー』シーズン1のエピソード(全8話)

『ナイト・マネジャー』の登場人物・キャスト

 ※年齢は2018年4月現在のものです。
ジョナサン・パイン

元イギリス軍の兵士。ホテルのナイト・マネジャー(夜間支配人)。

演じているのは…

トム・ヒドルストン(Tom Hiddleston)

1981年2月9日、イギリス ロンドン生まれ。 身長188㎝。年齢37歳。

2005年に王立演劇学校を卒業。マーベル映画『マイティ・ソー』のロキ役でブレイク。『キングコング: 髑髏島の巨神』では主人公の傭兵ジェームズ・コンラッド役を演じています。

ドラマ『刑事ヴァランダー』では刑事役、『ホロウ・クラウン/嘆きの王冠』ではヘンリー5世役として出演。日本ではトムヒと呼ばれ、親しまれています。

リチャード・ローパー

「世界一の悪党」である武器商人の大富豪。

演じているのは…

ヒュー・ローリー(Hugh Laurie)

1959年6月11日、イギリス オックスフォード生まれ。身長190㎝。年齢58歳。

大人気のイギリスコメディ『天才執事ジーヴス』ではダメ男の主人バーティー・ウースター役で、執事役のスティーヴン・フライと共演。

ドラマ『Dr.HOUSE』では、毒舌で型破りな医師を熱演し、2006年と2007年にゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。アルバムも出し、ミュージシャンとしても活躍しています。

アンジェラ・バー

国際執行機関(International Enforcement Agency: IEA)の職員。武器商人のリチャード・ローパーを追っている。

演じているのは…

オリヴィア・コールマン(Olivia Colman)

1974年1月30日、イギリス生まれ。 身長170㎝。年齢44歳。

イギリスのサスペンスドラマ『ブロードチャーチ~殺意の町~』にエリー・ミラー刑事役で出演。イギリスの女王エリザベス2世を描いた『ザ・クラウン』のシーズン3と4ではオリヴィア・コールマンがエリザベス女王を演じることが決定しています。

『ナイト・マネジャー』のアンジェラ役でゴールデン・グローブ賞 助演女優賞を獲得。

ジェド・マーシャル

リチャード・ローパーの愛人。

演じているのは…

エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)

1990年8月24日、フランス パリ生まれで、オーストラリア育ち。 身長190㎝。年齢27歳。

幼い頃からバレエを習い、モデルとしても活躍。ファッション誌『ヴォーグ』の表紙を飾ったことも。『華麗なるギャツビー』に出演し、スパイ映画『コードネーム U.N.C.L.E.』でヴィクトリア・ヴィンチグエラ役で出演。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』では ソヴリンの女王 アイーシャ役を演じています。

コーコラン(コーキー)

リチャード・ローパーの右腕でゲイ。

演じているのは…

トム・ホランダー(Tom Hollander)

1967年8月25日、イギリス オックスフォード生まれ。 身長165㎝。年齢50歳。

映画 『プライドと偏見』では牧師のコリンズ氏を演じ、 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでは カトラー・ベケット卿を演じています。

ジョエル・ステッドマン

武器取引を取り締まるアメリカ国務省の職員。

演じているのは…

デヴィッド・ヘアウッド (David Harewood)

1965年12月8日、イギリス バーミンガム生まれ。 身長185㎝。年齢52歳。

映画 『ブラッド・ダイヤモンド』では残忍な反政府軍の ポイズン大尉役で出演。ドラマ 『HOMELAND/ホームランド』ではCIAの副長官で主人公キャリーの上司 デイヴィッド・エスティース役を演じました。

『SUPERGIRL/スーパーガール』では 特異生物対策局(DEO)の長官 ハンク・ヘンショウ役で出演。

ジョフリー・ドロムグール

MI6の幹部。

演じているのは…

トビアス・メンジーズ(Tobias Menzies)

1974年3月7日、イギリス ロンドン生まれ。 身長185㎝。年齢44歳。

歴史ドラマ『ROME[ローマ]』ではマルクス・ユニウス・ブルートゥス役、『ゲーム・オブ・スローンズ』ではエドミュア・タリー役で出演。『アウトランダー』では主人公クレアの夫である歴史学者と、その先祖でイングランド軍の邪悪な大尉の二人一役を演じ、 ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされました。2018年には海洋ホラードラマ『ザ・テラー』に出演。

『ザ・クラウン』のシーズン3からはフィリップ殿下を演じることが決定しています。

レックス・メイヒュー

アンジェラの上司。

演じているのは…

ダグラス・ホッジ  (Douglas Hodge)

1960年2月25日、イギリス プリマス生まれ。 身長178㎝。年齢58歳。

モンスター・アクションドラマ『ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~』ではラスク警部役でゲスト出演。 『フォーリング・ウォーター』や『ブラック・ミラー』などに出演しています。

サンディ・ラングボーン卿
ローパーの金庫番。

演じているのは…

アリスター・ペトリ(Alistair Petrie)

1970年9月30日、イギリス生まれ。身長191㎝。年齢47歳。

イギリスのミステリードラマ『ホワイトチャペル 終わりなき殺意』や映画 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演。『SHERLOCK/シャーロック』シーズン3の「三の兆候」では ジョンの元上官ショルトー少佐を演じています。ホラードラマ『ザ・テラー』では医師役で出演。

キャロライン
サンディの妻。

演じているのは…

ナターシャ・リトル(Natasha Little)

1969年10月2日、イギリス生まれ。年齢48歳。

歴史ドラマ『ウルフ・ホール』では リズ・クロムウェル役で出演。『刑事フォイル』や『名探偵ポワロ 鳩のなかの猫』『サーティーン/13 誘拐事件ファイル』などイギリスのドラマに出演しています。

アポーストル(アーポウ)
ローパーの弁護士。

演じているのは…

アントニオ・デ・ラ・トーレ( Antonio de la Torre)

1968年1月8日、スペイン生まれ。年齢50歳。

ジャーナリストとしても働き、主にスペインのドラマや映画に出演し活躍。

ソフィー・アレカン

エジプトの有力者フレディ・ハミドの愛人。ジョナサンが愛した女性。

演じているのは…

オーレ・アッティカ (Aure Atika)

1970年7月12日、ポルトガル生まれ。身長175㎝。年齢47歳。

主にフランスで活動し、俳優だけでなく映画監督としても活躍。

ゴールトとポールフリ
MI6のドロムグールの部下。
ロブ・シンガル
IEAの職員で、アンジェラの部下。
ダニー
ローパーの息子。
フリスキーとタビー
ローパーの護衛。

※ネタバレ注意!

『ナイト・マネジャー』第1話「美しい客」

あらすじ

2011年、エジプトのカイロでは「アラブの春」が起こり、30年にもわたった独裁的なムバラク大統領は失脚。 ジョナサン・パインはカイロのネフェルティティ・ホテルでナイト・マネジャー(夜間支配人)をつとめていた。

ある夜、ジョナサンはカイロの町を支配するハミド家のフレディ・ハミドの愛人ソフィーに大量の武器取引の書類をコピーするように頼まれる。 その書類はフレディ・ハミドがリチャード・ローパーから武器を買う契約書。 ことの重大さに気付いたジョナサンはイギリス大使館のサイモン・オーグルヴィに書類を見せるが、書類のことはロンドンの誰かが情報をローパーに漏らし、ソフィーはフレディ・ハミドに顔を殴られる。

ソフィーを保護し、ジョナサンはソフィーと結ばれるが、イギリス政府はハミド家に恩があるため、ソフィーの保護を拒否。 ジョナサンに失望したソフィーはホテルに戻ってきてしまう。国際執行機関のアンジェラはソフィーを保護するようにジョナサンに指示するが、ソフィーはすでに殺害されていた。

4年後、ジョナサンはスイスのツェルマットでナイト・マネジャーとして働いていた。そこに、リチャード・ローパーが泊まりにやってくる。

感想

オープニングでは、ロケットランチャーがカクテルグラスになったり、戦艦が航行するところがシャンパンの泡になったり、ダイヤモンドはクラスター弾に。 美しくも、危険な香りのするオープニングですね。

「アラブの春」が起こり、民主化運動が盛り上がっているエジプトのカイロが、最初のドラマの舞台に。 町の有力者ハミド家。ハミド家は民主化運動の敵で、フレディ・ハミドはリチャード・ローパーから大量の武器を購入する取引を契約。

ソフィーから「世界一の悪党」と言われた武器商人のリチャード・ローパー。アイアンラスト社のCEOで、表向きは人道支援家を装い、かげでは武器を密売しているようですね。そして、ローパーはイギリスの諜報機関MI6とも裏取引をして、武器の密売を黙認されている模様。「身元が割れている悪党を泳がせておく方がずっと安全」だと野放しのローパー。その武器で死ぬ人たちがたくさんいるというのに、密売を放置するなんて…。

MI6の本部ビルがテムズ川のほとりにあることから、リバーハウスと呼ばれているようですね。

国際執行機関(International Enforcement Agency:IEA)のアンジェラはローパーを以前にも追っていたようです。国際執行機関というのは、はじめて聞きましたが、武器密売の調査機関なのでしょうか?

ホテルに古代エジプト王妃のネフェルティティの名前がつけられていたり、スイートルームもファラオのハトシェプスト女王の名を冠したハトシェプスト・スイートとなっていたりと、エジプト雰囲気がよく出ていましたね。

ハミドの愛人ソフィーはジョナサンを信用して、武器取引の書類のコピーを頼んだことで、事態が動き出し、ソフィーは殺されてしまうことに。 「あなたの中にはいろんなあなたがいるのね。あるときのあなたは私の心を動かす。ところが、その人はどこかへ行き、代わりに違う人が来る。衛兵の交代みたいに」とジョナサンを言い表すソフィー。

暴力をふるわれたソフィーを保護し、愛し合った二人でしたが、イギリスに逃げることはできないと知ったソフィーは失望。

ハミドはイギリス政府にも友人が、一方、ソフィーは孤立無援。情報源の立場はいつも弱いものですね。結局、情報は洩れ、ソフィーはローパーの指示で殺害されてしまったようです。しかも、地元警察はハミド家をおそれて、強盗の仕業というとこで片付けてしまいました…。

ジョナサンの軍隊時代の知り合いで、イギリス大使館の公使のサイモン・オーグルヴィを演じているのは、『クワンティコ』でハリー・ドイル役、『シャーロック』の「バスカヴィルの犬(ハウンド)」でヘンリー・ナイト役を演じたラッセル・トーヴィー。

時は流れて、4年後 スイス ツェルマット。ここでもナイト・マネジャーをしていたジョナサンのもとにリチャード・ローパーが現れました。エジプトとは打って変わって今度は銀世界。宿敵のローパーを目の前にしたジョナサンはどうするのでしょうか?

ホテルに届いていたローパー宛の小包の中身も気になりますね。 「笑いながら、破壊と苦しみと死を売っている」死の商人リチャード・ローパーへの復讐を果たすことはできるのでしょうか?

『ナイト・マネジャー』第2話「世界一の悪党」

あらすじ

スイスのホテルで武器商人リチャード・ローパーと出会ったジョナサン・パインはカイロでソフィーを助けようと連絡してきたアンジェラ・バーに電話をする。

アンジェラは別人となってローパーの組織に潜入するようにジョナサンを説得。 ジョナサンはイングランドのデヴォン州で犯罪歴を作り、ローパーが住むスペインのマヨルカ島に向かう。

感想

リチャード・ローパー宛の小包の中身はSIMカード。古いSIMカードはピスタチオの殻とともにシャンパンの瓶の中に。さすが、抜け目ないローパー。

ローパーの愛人のジェドを見て、ジョナサンは殺されてしまったソフィーを思い出すことに。美しい肢体を見せつけるジェド。プールで泳いでいた時には全裸だったのでしょうか…。 ローパーにもからかわれてしまうのでした。

ジョナサンはスパイに

ジョナサンはアンジェラに連絡。なんとアンジェラはスイスまでやってきました。結婚20年で妊娠中のアンジェラは10年もローパーを追い続けているのでした。 アンジェラはジョナサンを勧誘し、ローパーの組織に潜入するように説得。ジョナサンの父親もアイルランドのベルファストでスパイだったというのが驚きですね。

ローパーの組織に潜入するため悪党になりきれと、アンジェラは熱血指導。礼儀正しいジョナサンにできるのかと心配でしたが、無事サイコパスの犯罪者になりきることができたようです。 スイスのホテルでは金庫から金を横領。イングランドのデヴォン州では「ジャック・リンドゥン」という偽名で現れ、ヤクの売人をぶちのめすのでした。一流の礼儀正しいホテルマンから、いきなり凶暴な犯罪者に様変わり。

お父さんもスパイだったということで、素質があったようですね。コテージに突然現れた いかつい男は殴られ役としてやってきたハーロウ。売人の取引相手が怒って、やって来たのかと思いました。 コテージは血まみれ。ジョナサンはハーロウを殺害して、逃亡したと見せかけることに成功。 コテージを貸したマリリンもびっくり…。嵐のように過ぎ去っていったのでした。

マリリンと子どもを捨てたトマス・クィンス名義の偽造パスポートを手に入れたジョナサンはスペインのマヨルカ島へ。ついにローパーの組織に潜入するようですね。

アメリカから協力者が

アメリカからはジョエル・ステッドマンが武器取引の取り締まりに協力するためにイギリスにやってきました。アンジェラとは昔から親しいようですね。 「現状利用」では敵と味方があいまいになると、「強制措置」で悪党は刑務所送りにするべきだというジョエル。 一方、MI6はローパーを「現状利用」して、野放しにしているようですね。

アメリカ国務省のジョエルとアンジェラは協力して、ローパーを追い詰めることになりそう。しかし、MI6が立ちはだかりそうですね。

外務・英連邦省の会議に出席していたゴールトを演じているのは 『SHERLOCK/シャーロック』で鑑識のアンダーソン役をしていたジョナサン・アリス。

ジョナサンはローパーの組織にうまく潜入することはできるのでしょうか?

『ナイト・マネジャー』第3話「華麗な王国」

あらすじ

ジョナサンは強盗からローパーの息子ダニーを助けた芝居をして、ローパーのマヨルカ島の屋敷に入り込むことに成功。 しかし、ローパーとコーキーはジョナサンを怪しく感じ、経歴を事細かに調べ上げ、尋問する。

アンジェラとジョエルはMI6を欺くため、作戦が進行していないように見せかけ、密かにローパーのマヨルカ島の屋敷を監視していた。

感想

ジェドにはビリーという息子が

ジェドは実家にビリーという息子を預けていることが判明。下着を身につけるセクシーなシーンはまるでCMみたいですね。 母親に薄汚い娼婦呼ばわりされてしまったジェド。ジェドにも隠された過去があるようです。

スペインのマヨルカ島で和やかに過ごしていたローパーたち。傍から見れば、セレブがディナーを楽しんでいるようにしか見えませんね。それにしても、マヨルカ島の豪邸が立派で美しい!

レストランではローパーの息子ダニーが強盗に人質にされる事件が発生。なんと強盗はジョナサンがローパーの組織に潜入するためのお芝居でした。

しかし、リアルにしようとジョナサンは諜報員の腕を折り、怒ったもうひとりの諜報員はジョナサンをボコボコに。鍋で殴るのはさすがにやり過ぎ…。ジョナサンの顔は血まみれで、ひどいあざが。それでも、ローパーやコーキーに怪しまれてしまうジョナサン。今まで尻尾をつかまれなかっただけあって、用心深いですね。

特にコーキーはジョナサンを敵視。エジプトにいた空白の1年半のことも調べ始めてしまいました。アイスクリーム屋でダニーと世間話のふりをして、アンジェラに情報を伝えるジョナサン。「コーコラン (コーキー)が古代エジプト時代にさかのぼって調べている」と巧妙にアンジェラに危険を伝える機転はさすがですね。

MI6には内密に作戦を進めるアンジェラたち

アンジェラとジョエルは、ジョナサンがローパーの組織に潜入したことはイギリスの諜報機関MI6(リバーハウス)には秘密に。アンジェラが所属するIEAを「弱小機関」とバカにするMI6のドロムグール。

MI6(リバーハウス)の人たちは嫌味なヤツばかりで、信用できませんね。アンジェラは元MI6だったことも明らかに。原作の小説ではアンジェラ役に当たる登場人物は男性だったそうですよ。

ローパーを追う「リンペット作戦」では、ローパーの部下サンディと弁護士のアーポウ(アポーストル)がマドリードで会っている姿を確認。弁護士のアーポウは確か愛人と娘を連れて、スイスのホテルにも来ていましたね。 弁護士のアーポウも武器取引に関係していそうです。

ジョナサンは潜入に成功

経歴を厳しく尋問されるジョナサン。見張りのフリスキーにも炭酸水を鼻から流し込んでやると脅されることに。そんな拷問があるなんて、怖い…。 尋問を邪魔されたローパーは「邪魔するなと言っただろ!」声を荒げて激怒。ローパーのおそろしい本性が垣間見えますね。

とりあえずジョナサンはローパーのテストをパスすることができたようです。 疑り深いコーキーが心配ですが、ジョナサンは無事ローパーの組織の潜入に成功。

美しいローパーの愛人ジェドに手を出したら、急所を切り落とすとコーキーは忠告。 ミステリアスで美しいジェドとジョナサンの関係はどうなっていくのでしょうか?

『ナイト・マネジャー』第4話「不協和音」

あらすじ

ローパーの弁護士アポーストルの娘エレナが誕生日パーティーで首を吊って自殺。 アンジェラは娘の死を悔いているアポーストルに近づき、ローパーを逮捕するための協力者にする。

協力者になったアポーストルはローパーの右腕のコーコラン(コーキー)はおしゃべりで信用できないと、武器取引から外させる。

ジョナサンはローパーの秘密の書斎に侵入。トレードパス社を隠れみのに武器売買している書類を見つける。 ジェドもローパーの仕事を疑い、書斎に侵入していた。

ローパーはMI6のゴールトとモナコで会い、「ヘイロー」に武器売買の相談料を払っていた。 コーキーは武器取引から外され、ジョナサンはローパーの側近として迎えられる。

感想

アポーストルの娘が自殺

アポーストルの娘の盛大な誕生日パーティーでは主役が自殺するという悲劇が。 アポーストルの娘エレナは父親が武器売買で得た血塗られたお金で生きているのが許せなかったようですね。

そんな悲劇が起こっても、ローパーは商談が延期になったことを愚痴るだけ…。冷酷な死の商人には心も無いようです。

アポーストルが娘を失い、教会に通っていることを知ったアンジェラたちはアポーストルを協力者にすることに成功。これで、ジョナサンに疑いの目を向けているコーキーを排除することができて一安心。

ローパーの秘密の書斎に侵入したジョナサンは落ちていた髪の毛でジェドも書類を読んだことに気付いたのでした。 キャロラインが何も知らなかったジェドにローパーは武器商人だと教えたようですね。ジョナサンの正体はジェドにバレてしまうことに。

それにしても、ジョナサンは人の心を開かせる才能があるのか、ダニーにキャロライン、みんな秘密を打ち明けてしまうようです。

ジェドも目の前で裸で泳ぎはじめたり、ジョナサンに好意を持っている模様。ビーチでいきなり服を脱ぎ始めたジェドにはびっくり。ローパーにバレたらと考えるとおそろしいですね。 ジョナサンもジェドに惹かれているよう。ソフィーと同じような境遇の女性にまた恋をしたようですね。

武器取引を進めるローパー

ローパーは「君はピンクか? アカとか左翼とか そんな類いか?」とジョナサンに質問。ピンクとは左翼がかった人を指すそうです。

ローパーはそこで自分の人生哲学を披露。「子どもは大人の世界を秩序あるものと思って育つがとんでもない。社会の腐敗を知って初めて人は大人になる。腐敗を喜べてこそ 自由が得られる」と熱弁。 腐敗を正すのではなく、自分が腐敗の一部となり、腐敗で儲けてきたローパーらしい言葉ですね。

ローパーの秘密の書斎にはボクシンググローブやローブも。手品も趣味のようですね。ローパーにとっては武器取引を農業機器の売買に見せかけるのも手品の一種とでも思っているのでしょうか。

ローパーの右腕だったコーキーは蚊帳の外に。プールから立ちションし「自然は神がつくりし便器だ」と言い放つコーキー。すごいセリフ…。確かにこんな相手だったら、取引相手が嫌がっているというアポーストルのウソも説得力がありますね。

「ヘイロー (HALO)」

武器の取引相手はアラブのバルガティ。パーティーを隠れみのに商談を進めるのがローパーの手のよう。 その取引には「ヘイロー (HALO)」が関わっていることが判明。しかも、ローパーはイギリスの諜報機関MI6のゴールトとモナコで密会。

やはり、MI6のドロムグールとローパーはグルなのでしょうか? ドロムグールはメイヒューにリンペット作戦をMI6(リバーハウス)に引き継げば、遺産が入るようにすると買収工作までしようとする始末。 相談料を払っている「ヘイロー (HALO)」はドロムグールのこと??

「FELIX」にも相談料を払っているようですが、こちらはアメリカの諜報機関CIAの誰かを買収しているのでしょうか?

ジョナサンは「アンドリュー・バーチ」として、隠れみのの会社トレードパス社の書類にサイン。 パインもバーチも木の名前だというローパー。 パインは松、バーチは樺のこと。パイン材やバーチ材というので耳にしますね。

ついにジョナサンはローパーの組織の中核へと入り込むことに成功した模様。 でも、コーキーがそれで黙っているとは思えません。 コーキーの反撃が心配ですね。

『ナイト・マネジャー』第5話「アンドリュー・バーチ」

あらすじ

ジョナサン・パインはアンドリュー・バーチとなり、コーキーの後釜としてローパーの組織に入り込むことに成功。ジェドとの仲を深めていく。

アンジェラはローパーの弁護士アポーストル(アーポウ)とMI6のポールフリから情報をもらい、ローパーから賄賂を受けて取っている「ヘイロー」と「フィリックス」がそれぞれMI6のジョフリー・ドロムグール、CIAのロンドン支局バーバラ・ヴァンドンだと突き止める。 さらに、外務省の事務次官パメラもグルで、情報提供者のアポーストル(アーポウ)の身の安全が危うくなる。

ジョナサンはホテルのナイト・マネジャーだった経験を活かし、ローパーのもとで活躍。 トレードパス社の代表として、「ファラーゴ・ ホールディングス」から農業機器購入の契約書にサインする。 ジョナサンの虹彩スキャンで資金の移動を認可できるトレードパス社の口座には3億ドルもの大金が入っていた。

感想

アンドリュー・バーチとしてローパーの仲間になったジョナサン。トレードパス社は武器取引を隠す隠れ蓑の会社。「かかし作戦」(Du bist ein strohmann ドゥ ビスト アイン シュトローマン)でジョナサンはかかしの役目で、捜査機関の目をごまかすためのダミー。

ラフなリゾートファッションからスーツ姿へ変身。スーツ姿のジョナサンも決まっていますね。支払いはアンドリュー・バーチ名義のクレジットカード。 しかも最上位のブラックカード!

醜態をさらすコーキー

ジョナサンに立場を奪われたコーキーはご機嫌斜め。ジェドとジョナサンのただならない関係に気付いたコーキーは酔っぱらって管を巻く始末…。 そんなときでもホテルでナイト・マネージャーをしていた経験をいかんなく発揮し、見事にことを丸く収めるジョナサン。スマートでローパーも感心していましたね。

コーキーはそんなジョナサンのおしりをつかみ、さらに股間までまさぐり、セクハラ三昧…。酒癖悪すぎて、ドン引き。

ちなみに、シーフードレストランでジョナサンが迷惑をかけたお詫びをした男性客は『ナイト・マネジャー』の原作者ジョン・ル・カレ。

ついにジョナサンとジェドは深い関係に。コーキーはジョナサンとジェドとの関係に気付いているし、この先が心配ですね。ソフィーのように悲惨な結果にならなければいいのですが…。

汚い金の動き

アンジェラたちは弁護士のアーポウ、MI6のポールフリから情報を引き出すことに成功。 アンジェラの上司で外務省のメイヒューはバンに幅寄せされ、脅しをかけられたことで奮起。「ホワイトホール白兵戦だ!」と言うのがかっこいいですね。

ホワイトホールは政府機関や省庁が立ち並ぶ通りの名前。イギリス政府を指す俗称で、日本でいう霞ヶ関。

ローパーの武器取引の全貌が見えてきましたね。 トレードパス社に投資した人たちの金 3億ドルで国防省公認の武器を買い、「ファラーゴ・ホールディングス」の船で輸出。投資家は年率20%のもうけを得ることに。年率20%のもうけでもすごいのに、見積販売価格によると実際のもうけは2億4000万ドルにも及ぶことが発覚。投資家たちは違法な取引だと薄々気付きながらも、金がもうかれば目をつむり、おかまいなし。

投資家たちも立派な共犯者と言えそうですが、いざとなったら何も知らなかったとシラを切り通して逃げ切るんでしょうね。武器商人のローパーも悪党ですが、悪事で私腹を肥やす投資家たちも許せません。

身の安全が危うくなるアーポウ

ローパーはMI6とCIAにも500万ドルもの賄賂を。「ヘイロー」はやはりMI6(リバーハウス)のドロムグールでした。 部下のポールフリは上司に「NO」と言えず、 付き従っていただけ。いかにも、小役人的で、なんだか気の毒に。それでも、アンジェラたちに資料を渡してくれたのはよかったですね。

汚職はMI6全体にまで及んでいました。ローパーの武器取引のため偽の最終使用者証明書を偽造。 さらに、外務省事務次官のパメラもドロムグールの仲間。メイヒューから証拠をつかんでいると聞いた途端、顔色が変わったパメラ。極秘資料はパメラからドロムグールに渡ってしまうことに…。どうやら、MI6のポールフリが漏らしたことはバレていないようで一安心。

しかし、情報を漏らしたことがバレた弁護士のアーポウは行方不明に。イスタンブールの契約にも来なかったアーポウ。すでに、消されてしまったのでしょうか…。

大金でアーポウのかわりの弁護士を買収し、契約を交わすジョナサンたち。トレードパス社の口座には3億ドルが。日本円に換算するとなんと300億円以上!

途方もない金額で想像がつきませんね。3億ドルが武器に化け、多くの人を傷つけると考えるとおそろしい…。 しかも、MI6やCIAは止めるどころか、ローパーの武器取引を手伝っているという事実が。

ジョナサンは正体がバレることなく、ローパーの武器取引の全貌を暴き、ローパー逮捕に逮捕にこぎつけることはできるのでしょうか?

『ナイト・マネジャー』第6話「血と鋼の王国」

あらすじ

ジョナサンはアンドリュー・バーチとしてローパーの武器取引に深くかかわっていく。

ジョナサンはローパーの愛人ジェドと寝たことがバレ、アンジェラはジョナサンを任務から外すと命令。しかし、ジョナサンは警察に監視されているとローパーに伝え、ローパーと共に撤収。任務を続ける。

ローパーは武器取引の書類がアンジェラに漏れたのは内部にスパイがいるからだとサンディやコーキー、ジェド、ジョナサンを疑い始める。

ローパーはシリアの国境近くの難民キャンプを隠れみのにし、買い手のバルガティと落ち合う。 ローパーは派手な武器のデモンストレーションをバルガティに披露し、武器取引は成立。ジョナサンは武器を積んだトラックのナンバーを控える。 キャンプにはコーキー、ジェドも呼ばれてやって来る。

アンジェラはMI6のドロムグールにイギリスのの立場を守れるかどうかが懸かっていると、内部の情報源は誰か教えろと迫られるのだった。

感想

レイラ・ジェーンという船でイスタンブールに運ばれてきた大量の武器。船で運んできたヤンとの間には緊張感が漂っていましたが、ローパーの仲間で取引相手。その武器はトラックに積まれ、難民キャンプを隠れみのにした軍事キャンプに。

人を救う人道支援を気取り、裏では人を殺す大量の武器を売るローパー。 2003年にイラクのバグダットの運動会に投下された毒ガス弾の惨状を見たアンジェラ。 マスタードガスのせいで子どもたちの手や顔は焼けただれ、 サリンが呼吸器を攻撃。 「肺の組織が口の周りにこびりついてた」というのを聞いただけで、おそろしい光景が想像でき、胸が苦しくなりますね。

そのひどい状況を目撃したにもかかわらず、その後サリンを売り始めたというローパー。よくそんなことができますね。ひどすぎて、言葉も出ない…。どんな精神をしているのか疑いたくなるほどです。

人が苦しむ様子を見ても、金儲けのことしか頭にない怪物のような男ローパー。 「大陸が秩序をなくした時が大もうけのチャンスだ」と事も無げに言ってのけ、軍事キャンプでは傭兵を訓練。 武器だけでなく、暗殺に、偽のテロ、クーデターまでできる傭兵軍団も持っていたローパーにびっくり。 戦争をビジネスとして、楽しんでいる模様…。まさに「世界一の悪党」の名にふさわしい極悪人。

買い手にはド派手な武器のデモンストレーション。飛行機まで撃ち落とし、すごい迫力でおそろしくなるほど。ミサイルやオスロ条約で禁止されたクラスター弾、禁止されたナパーム弾まで使い、辺りは火の海…。無差別に市民を殺すと禁止されたクラスター弾もローパーに言わせれば、「平等」。もはや考え方がサイコパス。

「戦争は見て楽しむスポーツ。我々はローマの皇帝だ。血と鋼 それ以外は何の意味もない」と言ってのけるローパー。傷つく当事者のことなどお構いなしで、戦争をスポーツと例える神経が理解できない…。 武器の仕様書によると、武器の中にはサリンも。それが自分自身や家族に使われたら…という想像力はローパーには全く無い模様。

ローパーは内部にスパイがいることを疑う

内部にスパイがいることを疑い出したローパー。弁護士のアポーストルは愛人と共に惨殺されていました。ローパーを裏切った者がどうなるかが思い知らされますね。 ローパーはコーキーやジェドも軍事キャンプに呼び寄せ、スパイを特定するつもりのようです。

買い手が武器を運んでいくトラックには国連の旗が…。何とかトラックのナンバーをメモしたジョナサン。しかし、ローパーを追うリンペット作戦は終わり。 アンジェラの上司メイヒューはイギリス王室の個人秘書の職に厄介払い。資金が打ち切られ、ジョエルもアメリカに戻ることに。 孤立無援で潜入捜査を続けるジョナサンは大丈夫なのでしょうか…。

MI6に脅されるアンジェラ

アンジェラの自宅にはMI6のドロムグールが。自宅の前から電話してくるなんて不気味…。ローパーから賄賂をもらっているドロムグールはただ買収されているだけでなく、イギリスという国の威信がかかっていると熱弁。 アメリカにとってもローパーは必要だと説明するのでした。

武器商人のローパーに、イギリスやアメリカが公には支援できない組織や国に武器を売らせているのでしょうか?  ドロムグールに言わせれば、ローパーは必要悪ということらしいですね。

しかし、クラスター弾やナパーム弾、さらにはサリンまでも売っているローパーを野放しにしているのは到底、理解できません。 ドロムグールに手を引けと言われてしまい、作戦も行き詰ってしまったアンジェラ。 イギリス、アメリカに守られているローパーを逮捕するのは思ったよりも大変そうです。

『ナイト・マネジャー』第7話「安息の地」

あらすじ

正体を明かしたジョナサンはジェドに協力を頼み、コーキーが裏切り者だとローパーに信じさせる。 ジョナサンは武器を運ぶトラックのナンバーを控えたメモをタクシー運転手にイスタンブールのIEA職員へと届けさせる。

フェンスを破り、軍事キャンプの外に出たことを見られたジョナサンはコーキーを殴り殺す。 ジョナサンのメモを見たアンジェラはメイヒューの承認とアメリカのジョエルの協力を求める。ジョエルの要請でアメリカ軍はトラックを止めて、積み荷を調べるが、積み荷は農場機器だけ。作戦は失敗してしまい、国際執行機関(IEA)も閉鎖されてしまう。

そんな中、ジョナサンからアンジェラにエジプトのカイロにいると連絡が。 ローパーはフレディ・ハミドの仲介で買い手のクヤミやバルガティと改めて会い、トレードパス社の口座に前金を入金させる。 ジョナサンはローパー宛の積み荷の書類を取ってきてほしいとジェドに頼む。

味方はアンジェラとジョエルだけ。ジョナサンはあと一歩でローパーを追い詰められると協力を頼むのだった。

感想

コーキーはジョナサンとの殴り合いで死亡。生死をかけた凄まじい争いに…。まさかこんな形でコーキーを殺すことになるとは意外でした。 ジェドの協力もあり、コーキーが情報を漏らしたスパイだったと思わせることに成功。

さすがのローパーも苦労を共にしてきたコーキーが裏切り者だと知ったときは動揺していましたね。

ジョナサンが軍事キャンプの外で会った村の人とその息子は殺されてしまいました。子どもが銃を持っているのにドキッとしましたが、村の人は逃げ遅れて死んだ家族の遺体を運び、抗議に行こうとしていただけ。前回、派手な武器のデモンストレーションをして焼き払った村にまだ人がいたなんて…。しかも、住んでいた村から強制的に立ち退きさせられたことも判明。

デモンストレーションのためだけに、村の人たちの家や生活まで奪っているなんて、極悪非道そのもの。 さらに、抗議した親子は撃ち殺されてしまいました。子どもも容赦なく射殺。響き渡る悲鳴がローパーたちの冷酷さを示しているよう…。

あと一歩でローパーの武器輸送を取り押さえられると思ったら…

トラックを追跡し、アメリカ軍がシリア国境で止めるまでのシーンは緊迫。 しかし、武器を積んだと思われたトラックには農業機器だけ。

ローパーが得意なカップの手品のように目くらましされ、武器はイスタンブールに置いてあるままでした。 ついに追い詰めたと思ったら、ローパーのほうが一枚上手…。なかなか尻尾がつかめないのがもどかしい…。

この大失態を追及されるアンジェラ。内心、作戦の失敗をほくそ笑むドロムグールや事務次官のパメラが憎たらしい。 追及されても情報源は守り通すアンジェラ。天使の輪「ヘイロー」に引っかかってたとジョークで切り返すのがいいですね。

アンジェラの家には強盗が入り、夫のゴードンは襲われてしまいました。武器取引を邪魔されたローパーの仕業のようですね。

エジプトに戻ることになったジョナサン

ジョナサンはローパーと共にエジプトのカイロに戻ることに。なんとそこはジョナサンがナイト・マネジャーをしていたネフェルティティ・ホテル!

さらに、ローパーとジェドが泊まる部屋はソフィーが殺されたハトシェプスト・スイート。 因縁めいたものを感じますね。

ソフィーを愛人にしていたフレディ・ハミドには以前会ったことがあるとバレずに済んで一安心。忘れていてくれてよかったですね。

ローパーは改めて武器売買を契約。ローパーとクヤルが交わした合言葉「東は東 西は西 両者が会うことは決してない」はイギリスの詩人 キップリング の詩の一節。

ローパー宛には積み荷の書類が。ジェドはホテルの金庫にしまわれた書類を取ってくることができるのでしょうか? 金庫の暗証番号は2476。 この書類がローパーを追い詰めるカギになりそうです。

ローパーを追い詰めるリンペット作戦は失敗し、IEAは閉鎖。 ジョエルとアンジェラはカイロのネフェルティティ・ホテルに来ていました。ずっとジョナサンを信用していたアンジェラとジョナサンは感動の再会。味方はアンジェラとジョエルの2人だけ。 人員が少ない中、ローパーを逮捕することができるのでしょうか…。残りはあと1話です。

『ナイト・マネジャー』最終話 第8話「ナイルの夜明け」

あらすじ

カジノに出かけたローパーたち。ジェドはルーレットの賭けを通じて金庫の暗証番号をジョナサンに伝える。 アンジェラはジョナサンの友人でホテルで料理長をしているユセフから鍵をもらい、部屋に侵入。金庫から所有権証明書を盗み出す。

ジョナサンはその所有権証明書を使い、武器が保管されている基地に入り込み、ユセフやその兄たちに積み荷の武器に細工させる。

ジョナサンはフレディ・ハミドに薬を盛り、ソフィーを殺したのは かくまったジョナサンを最期までかばったからだと聞き出し、プールで溺死させる。

ジョナサンはトレードパス社の口座から3億ドルを空に。 ジェドは所有権証明書を金庫に戻そうとするが、暗証番号が変更されていた。裏切りに気付かれたジェドは拷問を受け、ジョナサンの正体もバレてしまう。

武器取引に必要なジョナサンは殺されずに済み、トレードパス社への金の支払いを承認すると見せかけて番号を発信。積み荷の武器をすべて爆発させる。

追い詰められたローパーはMI6のドロムグールの助けを期待していたが、決定的な証拠を突きつけられていたドロムグールはローパーを切り捨てる。

ローパーたちはエジプト警察に逮捕されるが、前金を返せなくなったローパーに激怒した武器の買い手のバルガティとクヤミがローパーを連行していく。 ジェドは息子のもとに帰ることになり、ジョナサンはジェドを見送るのだった。

感想

ついにローパーを追い詰めることに成功。しかし、ジェドとジョナサンの関係がバレてしまったり、アンジェラが殺されそうになったりとハラハラする場面も。

ホテルの金庫に保管されていた積み荷の書類が大きな役割を果たすことになりましたね。金庫の暗証番号2476をカジノのルーレットで賭ける数字で教えるなんておしゃれ。 最後、9にチップを置いたときには「えっ」と思いましたが、ローパーに気付かれないようにしたのはさすがですね。

しかし、ジョナサンを熱い視線で見つめるジェドに気付いたローパー。書類を金庫に戻そうとあせるジェドの後ろから声をかけるローパーの威圧感が怖い。

裏切り者に容赦ないローパーはジェドを拷問。あざと血だらけになったジェド。ひどすぎる…。

フレディ・ハミドを殺害

フレディ・ハミドに薬を盛り、ベロベロにさせたジョナサン。ソフィーを殺したのはローパーの手下だと判明。しかも、ソフィーが殺されたのはジョナサンをかばったから。切ないですね。

ジョナサンはプールでフレディ・ハミドを殺害。復讐は着々と進んでいくのでした。

金庫の積み荷の書類を使い、基地に入り込んだジョナサンたち。ネフェルティティ・ホテルのユセフや兄のアフメールの協力で積み荷の武器を爆発させる細工を仕掛けることに成功。 困ったときに助けてくれるユセフとの変わらない友情もよかったですね。

積み荷は灰に

ついに正体がバレたジョナサン。すぐに殺されてしまうかと心配でしたが、武器取引に必要なため生かされることに。 銀行の虹彩スキャンをすると見せかけて、ジョナサンは番号#963222を発信し、積み荷は大爆発!  一瞬で灰になったシーンは爽快ですね。

ローパーのあっけにとられた顔が見もの。

逮捕されても余裕のローパーだったが…

アンジェラも正体がバレ、殺されそうに。「2104号室をもてなせ」と指示するサンディが手慣れていて怖い…。 ジョエルから渡された銃が役に立ち、アンジェラはジェドを連れて逃げることができました。

ついにローパーと対面したアンジェラ。それでも余裕を見せるローパーは「ヘイロー」ことMI6のドロムグールに電話。しかし、証拠を突きつけられていたドロムグールはローパーをバッサリ切り捨てました。 金庫の書類はドロムグールへの脅しにもなり、大活躍でしたね。

MI6の後ろ盾をなくしてもなおローパーは余裕そのもの。「自分は人殺しではないし、罰金で済むだろう」とうそぶくローパーが憎たらしいですね。 エジプト警察に逮捕されても平気な顔をしてジョナサンにも「近いうちに会おう」と言うローパー。

これじゃ逮捕されてもすぐに釈放されてしまいそうだと思いきや、そこにやってきたのは前金が返金されずに激怒した武器の取引相手のバルガティとクヤミ!

これに気付いたローパーもついに焦って、暴れはじめました。きっとローパーはいままでの報いを受け、なぶり殺しにされるでしょう…。 ヒュー・ローリー演じるローパーの悪党っぷりがすごかったですね。

ジョナサンがトレードパス社の口座から動かした3億ドルもの大金はどこに行ったのか気になりますが、ジョナサンなら慈善団体とかに寄付していそうです。

ジェドは息子のもとへ

ローパーから自由になり、ジェドとベッドで過ごすジョナサン。ソフィーのように悲惨な結末にならなくてよかった!

ジェドは息子のいるアメリカへ。 ジェドを見送ったジョナサンはホテルのナイト・マネジャーに用を聞かれ「もう十分だ」と返答。ローパーを捕らえることができたジョナサンは満足げですね。

『ナイト・マネジャー』はこれで完結。スパイを演じるトム・ヒドルストンのかっこよさとジェド役のエリザベス・デビッキの美しさが印象的でした。

制作局は『ナイト・マネジャー』シーズン2の製作に動いているようですが、正式には決定していません。 ぜひシーズン2も見てみたいですね。

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