汚職警官を描いた『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の評価は?見る前に押さえておきたい基本情報と第1話の感想

海外ドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察
』

※前半にネタバレはありません。

歌手や女優など多才な活躍をしているジェニファー・ロペスが主演・製作総指揮を務めるサスペンスドラマ『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』。 アメリカでは2016年から5大ネットワーク局NBCで放送されています。

舞台はニューヨーク ブルックリン。主人公のハーリー・サントスはシングルマザーの刑事。汚職に手を染めていたハーリーと仲間の警官たちとは、家族のような絆で結ばれていました。

しかし、FBIの汚職防止特捜班のスタールにハメられ、ハーリーは捜査に協力するように半ば強制され、娘のクリスティーナのためにもFBIの情報提供者に。 FBIのスパイとなったハーリーが、仲間の警官を裏切ることに悩みながら、スパイの存在を疑う仲間とFBIとの間で苦悩する姿を描いた犯罪ドラマです。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』は実際にニューヨーク市で撮影されているそう。 タイトルの『Shades of Blue』の「Blue」はアメリカで警官を意味する俗語だそうです。

映画『グッドフェローズ』や『ハンニバル』のレイ・リオッタが汚職に手を染めるボスの警部補ウォズ役で出演。

Ray Liotta - Wikipedia

He has starred in a number of mainstream films; in 1990, Liotta portrayed Henry Hill in the crime drama Goodfellas ; other notable roles include Shoeless Joe Jackson in the 1989 sports film Field of Dreams , Tommy Vercetti in the 2002 video game Grand Theft Auto: Vice City , and Ray Sinclair in Jonathan Demme's Something Wild (1986), Liotta's second feature film, for which he received a Golden Globe nomination and won the Boston Society of Film Critics Award for Best Supporting Actor.

ドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』や『デスパレートな妻たち』でお馴染みのドレア・ド・マッテオも出演しています。

ドレア・ド・マッテオ - Wikipedia

ドレア・ド・マッテオ(Drea de Matteo、1972年1月19日 )は、アメリカ合衆国の女優である。 2004年、テレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』でエミー賞助演女優賞を受賞した。

ドラマ『ホワイトカラー』シーズン5では主人公ニールの監視役デヴィッド・シーゲルを演じたウォーレン・コールがFBI捜査官スタール役で出演。

Warren Kole

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シーズン1は全13話 1話約45分。 アメリカでは2017年にシーズン2が放送され、シーズン3の製作も決定しています。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の評価

  • IMDbの点数 6.9(7,504人の評価)
  • ロッテン・トマトの評価 56%

ロッテン・トマトの批評家の受けはあまり良くない模様で、賛否両論。IMDbの点数を見てみると、シーズン1の後半につれて点数が高くなっていくようです。

一般の視聴者によるオンライン投票で映画・テレビ・音楽の各賞を選ぶピープル・チョイス・アワードでは、2017年にジェニファー・ロペスがベスト犯罪ドラマ女優に選ばれています。

NBCの木曜22時の番組としては、過去5年で最高の視聴数を獲得したそう。 ハラハラする犯罪ドラマや刑事ドラマが好きな人におすすめ。第1話を見た限りでは、1話完結にはなっていないようで、続きが気になるドラマになっています。

IMDbの点数の目安

海外大手映画データベースIMDb(インターネット・ムービー・データベース)の点数は10点満点評価。IMDbユーザーがつけた平均点が表示されます。感覚的には、評価の人数が多く、6.5点以上ならまあまあ、7点台なら楽しめる作品、8点以上は傑作になっていると思います。

ロッテン・トマトの評価の見方

プロの評論家によるレビューサイト「ロッテン・トマト」では、良い評価が60%を下回ると腐った緑色のトマトのマーク、 良い評価が60%以上の作品には新鮮な真っ赤なトマトのマークがつけられます。

さらに良い評価が70%以上で、厳しい条件を満たした作品にはCertified Fresh(新鮮保証)というマークが付けられています。

日本での『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の放送・配信情報

  • Dlifeでシーズン1が2018年1月6日(土)から放送スタート。初回放送は2話連続。Dlifeの見逃し配信サービス・アプリでも放送終了後に期間限定で無料で配信される予定です。

シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察 シーズン1|ドラマ|【全国無料のBSテレビ局】Dlife/ディーライフ公式

シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察 シーズン1を見るならDlife。ジェニファー・ロペスが熱演するサスペンスドラマ。NY市警のセクシーな刑事でシングルマザーのハーリー・サントスは、固い絆で結ばれている仲間の警官たちと汚職に手を染め、賄賂や用心棒代で稼いでいた。すべては、純粋で才能に満ちた愛娘に最良の人生を歩ませるため。だがある日、FBIのワナにはまり、"兄弟たち"の情報提供を強要される...

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』の登場人物

  • ハーリー・サントス(ジェニファー・ロペス)

    ニューヨーク市警64分署の刑事。娘のクリスティーナを愛するシングルマザー。娘の学費のため、汚職に手を染めている。FBIのワナにかかり、情報提供者になる。
  • マット・ウォズニアック 通称ウォズ(レイ・リオッタ)

    ハーリーの上司。警部補で、汚職も取り仕切っている。ハーリーの娘クリスティーナとも親しく、ハーリーを信頼している。
  • ロバート・スタール(ウォーレン・コール)

    FBIの汚職防止特捜班の特別捜査官。ハーリーをワナにはめ、FBIの協力者にする。
  • マイケル・ローマン(ダイオ・オケニイ)

    新人の刑事。銃を持っていると勘違いし、売人を撃ち殺してしまう。
  • テス・ナザリオ(ドレア・ド・マッテオ)

    ハーリーやウォズの仲間で、刑事。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1のくわしい登場人物・キャストの紹介はこちら≫

 

※ここから『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』第1話のネタバレがあります。注意してください。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』第1話「罠」のあらすじ

  • 『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』第1話「罠」
  • Shades of Blue Season1 Episode1 "Pilot "

ニューヨーク市警の刑事ハーリーはビデオメッセージを残していた。

その2週間前、ハーリーは新人のローマンとドラッグの売人の部屋に踏み込むことに。ローマンはリモコンを銃と見間違え、ドラッグの売人を射殺。もう一人は窓から逃げてしまう。 ハーリーはローマンを守るため、現場を偽装。正当防衛に見せかける。

刑事ハーリー、ボスのウォズニアック、他の刑事たちは犯罪者を見逃すかわりに、売り上げの15%を集金する汚職警官だった。

ハーリーは新しい集金先になるはずのハイムと取引しようとするが、FBIのワナ。ハーリーはFBIのスタール捜査官に免責を受けて娘と一緒にいたいなら、汚職警官たちを裏切れと脅しをかけてくる。

ハーリーにとって仲間の警官たちは家族同然。苦しみながらも、娘のためにFBIの捜査に協力することに。

しかし、ボスのウォズニアックはFBIのスパイがいることに気付き、ハーリーにそのスパイを探すのに手を貸してほしいと言ってくるのだった。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』第1話「罠」の感想

「ユリはバイで、1つの花に両性があり自己完結が可能」と言うハーリー。いきなりこんなことを言い始めてびっくり。

部署全員がどっぷりと汚職に染まっている警察官たち…。 用心棒代まで集金するとか、まるでマフィアや暴力団ですね。

警部補のウォズ(ウォズニアック)は街を牛耳る犯罪組織の大ボスと言えそう。 街を守るためという大義名分で、犯罪者を管理し、金を巻き上げる刑事たち。

私腹を肥やしてきた刑事たちですが、それも、ここまでのようです。FBIの汚職防止特捜班 特別捜査官 スタールに目をつけられ、捜査の対象に。 スタールの肩書が長い…。

スタールも勝手にハーリーの家に侵入したり、圧力をかけてきたりと、捜査を成功させるためなら、何でもやりそう…。

ハーリーは娘のクリスティーナを愛するシングルマザー。汚職に加担しているのも、娘を私立のいい学校に通わせるためだったようです。 チェロのソリストにも抜擢されたクリスティーナ。娘のクリスティーナがハーリーの一番の弱みに。

「バッチで結びついてる。私たちは家族なの」と言うハーリー。 一度、汚職に関わってしまったら、もう抜け出せそうにない…。ついにFBIに嗅ぎつけられ、家族同然の仲間を売ることになるハーリー。

マフィア顔負けの汚職警官

ボスのウォズは逃げた黄色いスニーカーの売人アール・バーロウの証言で現場の偽装がバレることを危惧。ハーリーを守るためにも、売人の男アール・バーロウを始末することを決定。

ラウールのシマを荒らしたアール・バーロウをラウールに引き渡すウォズ。邪魔者は消す。完全にマフィアのやり方じゃ…。怖い…。

麻薬組織で葬儀屋というのも、おそろしい。葬儀屋で何人も始末されていそう。刑事ドラマと言うより、まるでマフィアを描いたドラマですね。

新人ローマンの発砲は監察官が正当防衛と判定。 なんと、ハーリーやローマンを事情聴取した監察官も汚職に加担していると判明。 どこまで腐敗が広がっているんでしょうか…。

しかも、さらに上に黒幕がいるようです。 何か大きな裏の仕事がある模様。ただの汚職事件では済まないところまで行きつきそうですね。

FBIのスパイが内部にいると気付かれる

「裏切りってのは信頼から始まるんだ」とハーリーを呼び出して言うウォズ。 早くも、FBIのスパイがチームにいるに気付いてしまいました。いきなりの窮地でハラハラ。

こんなにも情報が早いなんて、FBI内部にも仲間がいるのでしょうか? しかし、ハーリーだとは露ほども疑っていない模様。

家族ぐるみの付き合いで、学費の1万ドルも援助し、娘のクリスティーナとも親しいウォズ。 娘が巻き込まれていきそうな予感が…。

FBIのスパイとなったハーリー。板挟みになって、ストレスの多い二重生活に突入。 顔にケガを負い、ビデオメッセージを残すまでに何が起こったのか、明らかになるのが楽しみです。

第1話「罠」の中で流れた曲

  • No Church in the Wild (feat. Frank Ocean) - KANYE WEST & JAY Z
  • The Day the Radio Died - PROPHET OMEGA
  • The Beautiful People - MARILYN MANSON
  • Chandelier - SIA
  • Old Dream - PAUL BERGMANN

気になったセリフをPick Up

「ずっといい警官になりたかった。ただ線引きが難しくて。自分に言い聞かせてた。最後に正当化できればいいと でも、今なら分かる。 何の言い訳もできない。こんなことになるなんて思いもしないまま、あっという間に飲み込まれてしまった。」

"I always wanted to be a good cop... But there's no straight line to that. I always told myself that the end would justify the means... But now that I'm at the end, I can't justify anything. It happened so slowly, I didn't realize, and so quickly, I never saw it coming."

冒頭でハーリーがビデオメッセージに残した言葉。どうやら危ない事態になり、娘にメッセージを残そうとしているようです。FBIの情報提供者になったハーリーにはどんな試練が待ち受けているのでしょうか…。

『シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察』シーズン1のエピソードリストと登場人物・キャストはこちらへ≫

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