『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第8話「父との別れ」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第8話「父との別れ」
  • "BONES" Season12 Episode8 "The Grief and the Girl"

※ネタバレしています。

カナダのニューファンドランド島でアメリカのパスポートを持った女性の遺体が発見される。遺体はジェファソニアンに搬送され、被害者はサラ・アボットと判明。カミールは父親を亡くしたばかりのブレナンを気遣って事件のことを連絡しなかったが、ブレナンはラボに来て普段通り仕事を始める。そこへブレナンの元恋人サリーがやって来て、2人は10年ぶりに再会する。 (FOXのエピソードより)
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】 第7話「迫りくる過去」前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

カナダのニューファンドランド島でアメリカのパスポートを持った遺体がうちあげられる。被害者はサラ・アボット。ブースたちはカナダの騎馬警官と捜査を開始。祖母が描いた絵の場所を探し、許可を得てアンドリーセン家の土地にいたサラは、密猟をしていた不動産王の息子アダム・ヒッチコックにカリブーと間違われて矢で撃たれていた。アダムはガイドのキャスリンに手伝わせ、遺体を崖から投げ落としたのだった。

ジェファソニアンのラボには父親を亡くしたブレナンを心配して、元カレのサリーが訪ねてくる。父親を亡くしたばかりのブレナンとブースには距離ができていたが、修復。ブレナンの父マックスの葬儀がしめやかに行なわれる。

カナダのニューファンドランド島で事件が発生

カナダで死体が発見されたという設定のためか、今回は死体を発見するシーンはなかったですね。 事件の舞台になったカナダのニューファンドランド島は世界遺産に登録されたグロス・モーン国立公園など豊かな自然が残る観光地として注目されているところだそう。

ニューファンドランド島は世界一霧の濃い町として、ギネスに載っているほど。 オーブリーもモヤが立ち込めることを現地のスラングで「モヤる(mauzy)」と言っていましたね。

カナダで捜査するブースとオーブリー。 現地人ぶるオーブリーはニューファンドランド人の呼び名であるニューフィーっぽくあいさつするも失敗…。

オーブリーは被害者のサラに部屋を貸していたグレッチェンに話を聞きに行くことに。グレッチェンが鹿肉ジャーキーを作っていると聞いて、食いついたオーブリーは聞き込みに立候補!

鹿肉ジャーキーの売れ筋はてりやき味に、ブラックペッパーサイダー味。ブラックペッパーまでは分かるんですが、なぜサイダー?不思議ですね。てりやき味はおいしそう。オーブリーも気に入ったみたいです。

アダムが犯人だった

グレッチェンがサラにしつこく迫っていた男の車のナンバーをメモしていたおかげで、リゾート施設の土地を探す不動産王の息子アダム・ヒッチコックが浮上。

私有地でカリブーの密猟をしていたアダムが誤ってサラを矢で撃っていたことが判明。最初、犯人だと思われていたハンティング用品店のキャスリンは買収され、遺体を崖の下に放り投げるのを手伝っていたことが明らかに。

アダム・ヒッチコックを演じているのは、ドラマ『リミットレス』で主人公ブライアンの護衛でアイクというあだ名のFBI捜査官役だったトム・デグナン。

事故でしたが、よく確認もせずに矢を撃つなんて危険ですね。しかも、密猟…。カリブーを矢で仕留められるなら、人間に当たったらひとたまりもありませんね。 狩猟用の矢じりのブロードヘッドにはカミソリのように鋭利な刃がついているそうです。

バイキングの遺跡を発見

ブースにはアーチェリーの矢が足元に!矢を放ったアンドリーセン家のダグは事件とは無関係でしたが、人に向かって矢を射るなんて危険すぎる! 被害者のサラは祖母のステラが描いた絵の場所と生い立ちを知るために、ニューファンドランド島に来ていました。

サラはアンドリーセン家の親戚。アンドリーセン家のルーシーの母親とサラの祖母は姉妹。さらに、遺伝子検査で海賊バイキングの子孫だったと判明!

エジソンとジャックはバイキングに大興奮。バイキングの調査を許可されたエジソンのうれしそうなこと!

サラは祖母からもらった動物の骨のネックレスをしていましたが、それは大昔の編み物「ナルヴィンディング」の針でバイキングが使用していたもの。 祖母のステラが描いた入り江にはバイキングの開拓地と思われる場所が。 先祖代々ひそかにバイキングのことが受け継がれていたようですね。

実際にカナダのニューファンドランド島には、バイキングの入植地として確認されているランス・オ・メドーという遺跡が世界遺産として登録されています。 さらに、2016年にはランス・オ・メドーから離れた場所でバイキングの入植地とみられる跡地が発見されています。

バイキングの遺跡、カナダ東部の島で発見

古代スカンジナビア人に伝わる物語と最先端の衛星画像を手がかりに、北米大陸で2カ所目となるバイキングの入植地とみられる遺跡が発見された。

北欧のバイキングが北米まで来ていたなんて、歴史的ロマンがありますね。

ブレナンの元カレ サリーが登場

父親マックスを亡くして、気落ちするブレナンはブースとぎくしゃく。支えようとするブースですが、ブレナンに1人になりたいと言われ距離を置くことに。

父親の死がブースの責任ではないと分かっていたブレナン。そんなブースを思いやり余裕がないほど、落ち込んでいました。ブースにつらく当たっているように見えたのは、深い悲しみゆえだったんですね。

ソーダに生クリームを混ぜて、おじいちゃん特製ミルクシェイクだと言っていたマックス。そんなささいなエピソードが悲しさを増幅させますね…。でも、ソーダに生クリームってどんな味がするんでしょう。クリームソーダみたいにまろやかな味?

落ち込むブレナンのもとには元カレのサリーが。 すっかり忘れていたので、登場したときは誰か分からなくて混乱…。

サリーはシーズン2の13話~16話に登場したFBI捜査官で、その後、FBIを辞めて船で旅立ったブレナンの元恋人。 シーズン2の16話でサリーはブレナンも船旅に誘ったのですが、ブレナンは誘いを断っていました。

まさかここでサリーが再登場するとはびっくり!サリーはサンドイッチ屋さんを経営し、オーボエ奏者と付き合っていました。ブースやブレナンの名前をつけたサンドイッチもあるそう。ローストビーフやスイスチーズを挟んだサンドイッチはおいしそうですね。ブレナンの名前をつけたサンドイッチは「テンピ―・テンペ―」。大豆でできたテンペが挟んであるのかな…。

サリーの登場で、やきもきするブース。サリーがブースとブレナンの仲を裂くことになるのかとヒヤヒヤしましたが、そんな心配は無用でしたね。

ティム・“サリー”・サリヴァン役のエディ・マクリントックは『ウェアハウス13 〜秘密の倉庫 事件ファイル〜』で主人公のシークレット・サービス捜査官ピート・ラティマーを演じています。

父マックスの葬儀の準備をするブレナン。ブレナンの兄 ラスは葬儀を欠席し、夏に家族で来ると説明されていました。もうラスは出てこないようです。でも、家族で幸せに暮らしているようでよかったですね。

ブレナンはサリーが大事な人なのは、ブースと付き合う心の準備ができたからだと告白。サリーが身を引いたのも、ブースへの気持ちに気付いていたからでした。ぎくしゃくしていた関係が戻ってよかったですね。 マックスの葬儀で、追悼の言葉を読むブレナン。マックスは妻のクリスティンのお墓の隣で静かに眠ることに。ブレナンの言葉が心に響く、感動的な葬儀でした。

登場人物・キャスト

『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】登場人物・キャストの紹介はこちら≫

捜査に関する専門用語など

今回の助手は…  クラーク・エジソン
「ナルヴィンディング」の針
バイキングもやっていた大昔の編み物「ナルヴィンディング」に使用する動物の骨で出来た針。被害者はネックレスとして身に着けていました。 
「老人のヒゲ」
トイレットペーパーの代わりにもなる地衣類 サルオガセ属のコケのあだ名。キャンプやサバイバルのときに役立ちそう!

サルオガセ - Google Search

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炭素繊維強化ポリマー
矢の先についているブロードヘッドと呼ばれる矢じりの微粒子。犯人は鹿肉ジャーキーを食べた手で矢をセットしていました。
 

ドラマの中で流れた曲

  • Reflective Minor-Key Ballad - BARRY J.G. GOULD

気になったセリフをPick Up

「マックス・キーナンの最も勇気ある戦いは10年以上前に私と再会した時から始まったと思っています。あれ以来毎日父は私を愛してると示すために戦ってきました。そして、私の信用を再び勝ち取るために。父は勝ちました。私はマックスのような父親を持ったことにとても感謝しています。私を愛してくれました。とても深く。」

"To me, the bravest battle Max Keenan ever fought was the one he began over ten years ago when he reentered my life. Since then, every day... he has fought to show me how much he loves me..and to make me believe that I could trust him again. And he won that fight... but I do believe I was truly blessed to have a father like Max Keenan, a father who loved me so very much."

ブレナンが父マックスの葬儀で読んだ追悼の言葉。北欧神話では、馬に乗ったワルキューレがふさわしい戦士を選び、ヴァルハラと呼ばれる神々の宮殿に迎え入れるという話をするブレナン。ワルキューレはバイキングの思想を反映した女神だそうです。今回のバイキングのエピソードにぴったり。

ワルキューレ - Wikipedia

日本語として定着した「ワルキューレ」は、 ドイツ語の Walküre (ヴァルキューレ、ヴァールキューレ)に由来する。北欧神話の原語である 古ノルド語では、単数形が Valkyrja (ヴァルキュリヤ、ヴァルキュリャ)、複数形は valkyrjur(ヴァルキュリユル、ヴァルキュリュル)で、語義は valr ( 戦場の 死体)と kjόsa (選ぶ)を合わせたもので、「戦死者を選定する女」を意味する。 英語 では valkyrie (ヴァルキリー)という。

途中、子孫を守ろうとするのは本能だと言うのは、ブレナンらしいですね。最後は娘の愛と信用を勝ち取ったと父マックスを追悼。捨てられたと思っていたマックスとは複雑な関係でもあったブレナン。とても感動的なスピーチでしたね。

『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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