『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第4話「復讐の始まり」あらすじと感想 ネタバレ注意!

  • 『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】 第4話「復讐の始まり」
  • "BONES" Season12 Episode4 "The Price for the Past"

※ネタバレしています。

ネズミに食われた死体が公園で見つかる。現場を調べたブレナンたちは、被害者がホームレスのような生活をしていた40代の男性で、他の場所で殺され公園に運ばれたと考える。その後、ラボで骨の状況を詳しく確認したブレナンは、それがブースの戦友のアルドだという結論を出す。そんな中、オーブリーは国外へ逃亡中だった父が帰国したことをキャロリンから知らされ、もし父が現れたら躊躇なく逮捕に協力すると言い放つ。 (FOXのエピソードより)
『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】 第3話「老兵は死なず」前回のあらすじと感想はこちら≫

簡単なあらすじと感想

ブースの戦友が犠牲者に

遺棄された40代男性の死体が公園で発見される。ボーンズは骨から遺体がブースの戦友で結婚式を執り行ってくれた元神父のアルド・クレメンスだと気付く。犯人はアルドを拉致して拷問し、父親を狙撃したブースの名前を聞き出そうとしていた。アルドはブースを守るために、自分で台に首を打ち付け自殺していたことがわかる。犯人はブースが狙撃した将軍の息子だと気付く。

一方、詐欺師で国外に逃亡中のオーブリーの父親フィリップ・オーブリーが帰国。 オーブリーに助けを求めてくるかもしれないと検事のキャロリンは警告するが、オーブリーは逮捕に協力すると言い切る。

ひどい拷問をうけていたアルド

今回は、シーズン9で登場し、ブースの恩人で結婚式も執り行ってくれたアルドが犠牲者。薬物依存になり、荒れた生活を送っていたアルド…。自暴自棄な行動は爆弾の衝撃の後遺症の脳震とう後症候群だということらしいですが、悲しいですね。神父だったのに、信仰で癒されないほどの心の傷を負ったなんて…。

死体を発見したのは、パーティの準備に公園に来た親子。わがままな子どももネズミに食べられる遺体を見て絶叫!

しかも、アルドは生きたままネズミに食べられる拷問をうけていたことが判明。そんなむごい拷問方法があるとは…。ケージを熱して、ネズミの逃げ場が人体以外にないようにするとか、考えた人の神経を疑いたくなりますね。しかも、中世から行なわれ、いまだにバルカン諸国や中東で行なわれているというのが恐ろしすぎます。考えただけで、ゾッとしますね。

事件の前に、ウォーターパークに行こうとしていたブースたち。ボーンズはプールには糞便があると、知りたくない事実を…。早い段階で大腸菌に暴露すると子どもの免疫系の発達に役立つらしいですが、プールにそんなものがあると知りたくなかった…。 ブースもドン引き。しばらくはプールに入れそうもないですね。

ジャックはセイヨウシミを解剖

ジャックは見つけたセイヨウシミに夢中。 セイヨウシミの食料はセルロースと多糖類。家にあるものを何でも食べるというのがびっくり。カーペットがディナーで、カーテンはデザート。

写真を見てみると、確かに一度は家の中で見たことがある虫でした。害虫扱いされていますが、被害はごくわずかで健康にも影響はないそうです。ただし、虫嫌いの人は検索しない方が得策です。

「骨は死因を教えてくれるだけじゃない。骨は人生を物語る。」とよく言っているというボーンズ。

アルドは両ひざが腫れる膝蓋前滑液包炎(しつがいぜんかつえきほうえん)別名 家政婦膝(housemaid's knee)でした。

長時間ひざまずくとなるらしく、シスターや神父など祈る人も発症。家政婦膝という別名がついているのが、おもしろくて覚えやすいですね。

売人も容疑者に浮上。写真を見ただけで左利きと分かるのがすごい。左の鎖骨が右より高い位置に、左の三角筋が発達、髪も右分けという情報から左利きの売人を判別。全員の知識が合わさって、一枚の写真にうつった骨と筋肉と髪の毛からここまでわかってしまうなんて!結局、売人はシロでした。

ブースは戦友を訪ねる

ブースが訪ねたのはVeterans of Foreign Wars(VFW)。 VFWとは退役軍人クラブのことだそう。疎遠だったブースに怒りをぶつける戦友のテッド。退役軍人が社会で上手くやっていくのは、大変そうでしたね。

テッドが「殺しよりひどいことをした」と言ったときには犯人かと思いましたが、仲間を助けられず、拉致されるのを見ていたことが判明。

薬物におぼれていたアルドもテッドも助けが必要だった元軍人。ブースもギャンブル依存症に悩まされていました。

「古代ギリシャの時代から帰還兵が身近な人を殺すことはあった。歴史的に繰り返されてきたこと。」だとボーンズが言っていましたが、そんな昔から変わっていないのが、悲しいですね。

スナイパーだったころのブースへの復讐

衛星写真のタイヤ跡やネズミかじった鉛系塗料、セイヨウシミが食べていた吸音材から閉鎖された録音スタジオが犯行現場だと判明。しかし、そこには爆弾が。ブースが車にたたきつけられるところが衝撃の大きさを物語っていました。証拠は焼けてしまいほとんどゼロに。

お肌に塗るワセリンが燃えると2000℃を超えるとは!

アルドは自殺だったと判明。録音スタジオで見たX線にはセルビア語、頭蓋骨にはライフルで撃たれた弾の跡が。X線の主は、95年ボスニアでブースが狙撃した将軍。ブースは将軍を息子の目の前で暗殺していました。

アルドを拷問したのは、父親を殺した狙撃手の名前、つまりブースの名前を聞き出すこと。ブースを守るために、拷問されながらも自ら命を絶ったアルド…。 こんな形で死んでしまうなんて切ない。

犯人は捕まらず、息子の復讐に備えるしかないというブース。不穏な影が忍び寄っていますね。狙われているブースが心配…。

オーブリーの父親が帰国

証券詐欺事件を起こして逃亡中のオーブリーの父親フィリップ・オーブリーが偽名で帰国。妻子を捨てた父親を嫌うオーブリー。

オーブリーと付き合っているジェシカは心配。同じように父親が逃亡犯だったブレナン博士に相談すると、和解の可能性はあると示唆。北上しているというオーブリーの父親。和解は難しそうですが、オーブリーに会いに来そうですね。ジェシカに真剣な交際だと告げるオーブリー。お付き合いは順調そうです。

アメリカ連邦預金保険公社(FDIC; Federal Deposit Insurance Corporation)とは、銀行が破綻したときに預金を保証し、業務を管理する機関のこと。連邦預金保険公社の申告額にぎりぎり引っかからない額9000ドルを海外口座から送金していたオーブリーの父親。何かやらかすつもりなんでしょうか。お金のためなら何でもするというオーブリーの父。オーブリーが傷つかないといいですね。

それにしても、大食いのオーブリーはなんとパンにスナック菓子を挟んでいました!イギリスにはフライドポテトをサンドイッチにする「チップ・バティ」(Chip Butty)があると知ったときと同じくらいの衝撃が。意外にも美味しいらしいのですが、炭水化物サンド、もはや炭水化物の塊…。ポテトチップスをサンドイッチに入れることもあるらしいので、スナック菓子をサンドするのも自然な流れなのでしょうか。型破りな発想はすごいですが、体に悪そう。

一方、キャロリンはエスプレッソマシーンに戸惑うことに。ラテ・マキアートとラテの違いに困惑。温めた牛乳にエスプレッソを注ぐのが、ラテ。その逆がマキアート。マキアートとは、イタリア語で「染みのついた」と言う意味で、エスプレッソに注いだミルクの跡が染みのようにに見えることから名づけられたそうです。 すぐにどっちがどっちか分からなくなりそうですね。 結局、普通のコーヒーを飲むキャロリンでした。

登場人物・キャスト

『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』シーズン12【ファイナルシーズン】登場人物・キャストの紹介はこちら≫

捜査に関する専門用語など

今回の助手は…  ジェシカ・ウォレン
  • 膝蓋前滑液包炎(しつがいぜんかつえきほうえん) -
    別名 家政婦膝  膝を曲げた姿勢を頻繁に取ることによって起きる炎症。
  • コデイン(鎮痛剤)
    フェノバルビタール(睡眠薬)
    アスコルビン酸(ビタミンC)
    粉末ガラス - 
    ジアモルヒネ塩酸塩(ヘロイン)の混ぜ物。粉末ガラスまで入っているのが怖い。
  • セイヨウシミ - 
    食料はセルロースと多糖類。家にあるものを何でも食べる。
  • 脳震とう症候群 - 
    脳震とうの後遺症。頭痛やめまい、怒りやすくなったり、人格が変化してしまうこともある。
  • Veterans of Foreign Wars(VFW)- 退役軍人クラブ
  • 米連邦預金保険公社(FDIC; Federal Deposit Insurance Corporation) -
    銀行が破綻したときに預金を保証し、業務を管理する機関のこと。

ドラマの中で流れた曲

  • When I'm Gone - THE WHITE BUFFALO
  • Figure Me Out - THE COCANUTS

気になったセリフをPick Up

「犯人に法の裁きをうけさせるのは人類学的にはある意味、復讐と言える。」
"The act of bringing a murderer to justice is, anthropologically speaking, a form of revenge."

ブースにアルド殺害の犯人を捕まえて復讐するように言うブレナンのセリフ。自分が復讐される立場だったブース。身の安全が心配ですね。

『BONES (ボーンズ)-骨は語る-』 シーズン12【ファイナルシーズン】のエピソードリストと登場人物・キャストの一覧はこちらへ≫

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