『APB ハイテク捜査網』シーズン1第3話 「尋問テクノロジー」感想 ネタバレ注意 !

  • 『APB ハイテク捜査網』シーズン1第3話 「尋問テクノロジー」
  • APB Season1 Episode3 "Hate of Comrades"
『APB ハイテク捜査網』シーズン1第2話 「それぞれの過去」前回のあらすじと感想はこちら≫
APB
ネタバレ注意!
マーフィの元同僚が強盗に撃たれて死亡。容疑者の1人を取り調べるが、口を割らない。ギデオンがストレス度を測れるハイテクチェアを使って、輸送トラック襲撃の計画を白状させる。一味のアジトでスピード科学捜査を行い、襲撃の場所を特定。向かったマーフィが犯人に銃撃されるが、エイダが思わぬ行動でピンチを救う。(FOXのエピソードより)

今回は強盗事件と家庭内暴力の話が軸に。

宝石強盗事件が発生

宝石強盗事件ではマーフィを新人いじめから守ってくれた元警官のリンカーンが犠牲に。APBアプリの通報でも救えない命が…。

5人組の宝石強盗事件の容疑者の1人ジェームズの取り調べではスペースシャトルに使われるなんと500万ドルのいすが改造され、ハイテクチェアに ! シークレット・ウソ発見器みたいな感じで犯人の動揺やストレス具合を測定。ウソ発見器とは違って、一見普通のいすなので、容疑者も警戒しなさそう。

ギデオンが容疑者を「ヒバリのように歌わせないと。鳴かぬなら、鳴かせるまでだ」と言った時には、豊臣秀吉の「泣かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」を思い出してしまいました。

マーフィのハッタリとハイテクチェアのおかげで、ジェームズからアジトの場所を聞き出すのに成功。テクノロジーだけでなく、人間の尋問の技術で容疑者を追い詰めていくのが、いいですね。

宝石強盗は現金輸送車の運行ルートを知るためにすぎなかったことが判明。アサルトライフルを所持し、現金輸送車を襲うためには何でもするような危険な連中。アジトには突入用のプラスティック爆弾を作った痕跡が !

科学捜査に1週間かかるところをピート率いるスピード科学捜査班が1時間で調査。ギデオンの「困難な課題ほど面白い」精神は見習いたい。 ブラックライトで紙の地図に残っていた指の跡で、現金輸送車を襲う場所が判明。マーフィにキスされたピートがとってもうれしそう。ギデオンが見つけたのは自分なのにと言うのは、子どもみたいでかわいい。

マーフィは刑事の勘で地図は逃走経路だと気づき、罠を仕掛けやすい近くの工事中の道へ。マーフィの勘はあたり、現金輸送車が目の前で襲われてしまうことに。1人で強盗たちに向かっていく勇敢なマーフィ。

現金輸送車に突入するための爆弾は犯人の車で爆発。エイダがチャットで「V8」という人物に起爆用の携帯に追跡不能の電話をするように頼み、現金輸送車が爆破され警備員が死ぬ前に起爆。エイダ以外はなぜ爆発したのかわからない様子。ギデオンはうすうすエイダが関係していることを見抜いたようですが…。 罪悪感を感じているエイダの精神状態が心配です。

エイダは家庭内暴力をうけている少年を助けようとする

エイダが必死に助けようとしたマーショーンは、第1話で父親の家庭内暴力を通報してきた少年。通報の追跡調査でエイダはあらゆる事情を考慮すると、マーショーンの家では78%の確率で殺人が起こると計算。ギデオンは犯罪がおきそうでも、動けないと言う。確かに確立が高いだけで逮捕できるようになったら、それこそ『マイノリティ・リポート』みたいになってしまう…。

ギデオンの「統計の75.6%はその場で作られたものだ。それに気付いている人間は23%」 "Did you know that 75.6% of statistics are made up on the spot. Only 23% of people are actually aware of that."という言葉がずっしり響きます。

エイダ自身も父親のDVの被害者。ギデオンが協力してくれないことがわかり、エイダはチャットで「V8」という人物に助けを求めることに。エイダのハンドルネームは「W0NBAT7」。「V8」という人物は何者 ? ちょっと不気味な感じで、見返りに何をさせられるのかこわい。

「V8」にマーショーンの父親の個人情報を抹消してもらい、エイダはカードが使えなくなったマーショーンの父親を挑発。マーショーンの父親は逮捕されて、めでたしめでたしと思いきや、マーショーンの母親にはかえって面倒なことになったと責められることに。DV被害者を救うのは簡単にはいかないようです…。

パーティーではギデオンが改めてセレブだということを再確認させられました。ジョージ・ハリスンが使った50万ドルのギターを差し出し、一緒にバンドを組もうと言った相手のサンジェイ・グプタは実在の人物で、本人役でゲスト出演。サンジェイ・グプタは医師で医療関係のCNNのニュースにゲスト出演しているということです。そして、招待されていないのに来るサルマ・ハエックって !

ギデオンが『ドクター・ハウス』好きと判明。海外ドラマの中で別の海外ドラマが話題になると、なんだかうれしくなってしまいます。

マーフィの元夫スコットは州検事局で働いていることが判明。警官になったマーフィを出世に利用しただけの男のよう。これからスコットが邪魔をしてくることになるのでしょうか…。

ギデオンはマーフィに「ボス」ではなく「相棒」と呼んでほしいらしく、「スネーク」というあだ名も欲しいらしい。「スネーク」って 、かっこいいのか悪いのかよくわからない…。

ギデオンとマーフィ。2人の相棒関係や次にどんな事件をどんなテクノロジーで解決していくか楽しみです。

登場人物

『APB ハイテク捜査網』登場人物の紹介はこちら≫

気になったセリフをPick Up

「技術者は不可能を可能にし、法律家は書類で妨害する」
"Engineers make the impossible possible. Lawyers try to stop them with paperwork."
ギデオンのセリフ

州検事局に目をつけられていると言われたギデオンのセリフ。マーフィの元夫スコットが13分署の改革を妨害してくることになりそう…。

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